【基本】FXにおいて、日本円に影響を与える経済指標①
こんにちは。ysfx(@ysfx10)です。
ブログを書く事が習慣となってきました。
でも文才のない私は1記事を書くのに平均3hくらいかかってしまうので、通勤時間は全てブログ執筆で埋まってしまいます。それに伴ってデモトレードに充てる時間を十分に確保できず、本末転倒といった状況です…笑
さて、今日は以前より取り上げている「ファンダメンタルズ」の中で、日本円に影響を与える経済指標にスポットを当てていきたいと思います。
これまでの記事で紹介した経済指標はどれも米ドル基準でしたが、ここで自国通貨にもっと目を向ける事で「ドル/円」の通貨ペアに対する認識を深めたいと感じたからです。
日本円に影響を与える経済指標はこれ
①日銀金融政策決定会合
③日銀短観
④景気動向指数
⑤CPI(消費者物価指数)
⑥企業物価指数
これら6つの経済指標について調べていきたいと思いますが、本日の記事では①と②について取り上げていきます。
①日銀金融政策決定会合
日銀金融政策決定会合とは
日本銀行の最高意思決定機関である政策委員会の会合のうち、金融政策の運営に関する事項を審議・決定する会合を、日銀金融政策決定会合といいます。
つまり中央銀行が独自性を保ち、政府ではなく、日銀が金融政策を決定するのです。
開催日はいつ?
年8回で1回は2日間行われます。
最終日の会合が終わると総裁の記者会見がおおよそ11時半から14時の間に行われます。
この記者会見の時間が早い場合は重要決定事項ではなく、遅い時間だと重要な事項の発表があるというパターンがあるそうです。
日銀金融政策決定会合のメンバーは
日本銀行総裁と2名の副総裁、それから6名の審議委員が参加しています。審議委員は、大学の教授といった経済の専門家や、一般企業出身の人が選ばれます。
政府メンバーも金融政策決定会合に出席することはありますが、議決権は持っていない為意見を述べるに留まります。
日銀金融政策決定会合のまとめ
・日本銀行が日本の金融政策を決める際の最高意思決定機関
・円の値動きに大きな影響を与える超重要イベント
という訳で素人ながら、日銀金融政策決定会合には注視していきたいと思います。
②GDP(国内総生産)
GDP(国内総生産)とは
GDPは国の経済規模や景気動向を表す指標として為替の値動きにも大きな影響を与えます。
国の中で一定期間にモノやサービスの生産・提供を通してどれだけの付加価値(生産額から原材料費などの中間生産物の額を差し引いたもの)が生み出されたかを示す数値で、その国の経済規模を表すデータなのです。
また上記は生産面から見た定義であり、他にも分配(所得)面から見た定義、支出面から見た定義の3つの側面が存在します。
分配(所得)面から見たGDPは生産面から見たGDPを家計や企業、政府に分配した金額の総であり、支出面から見たGDPは分配(所得)面から見たGDPを支出項目ごとに支出した金額の総和となります。
発表日はいつ?
直近の予定は以下の通りです。
2018年7-9月期(2次速報):2018年12月10日(月) 8時50分
2018年10-12月期(1次速報):2019年2月14日(木) 8時50分
2018年10-12月期(2次速報):2019年3月8日(金) 8時50分
実質GDPとは?
例えばとある企業が前年度10億の価値を生み出し、今年度は10.5億の価値を生み出したとしましょう。前年比5パーセント増に見えますが、その間に物価が5パーセント上昇していたら、それは実質変わっていないという事です。
この物価変動率を加味した実質GDPに注目する必要があります。
為替レートに与える影響
GDPの伸びが良い国は、すなわち経済成長率が高く通貨高となります。
好況であり投資環境に恵まれている為、資金が集まりやすいのです。
但し、そこには上述した物価変動率も加味した実質GDPで判断する必要があります。
・GDP成長率はプラスだが期待した程ではなかった
・成長率が高すぎる為、インフレの懸念あり
上記のように成長率は高くなっても、為替レートに与える影響が下向きになってしまう点も注意が必要です。
GDPのまとめ
という訳で本日は「日銀金融政策決定会合」と「GDP(国内総生産)」について調べてみました。円相場に影響を与える指標となる為、この二点はFXをやる上で注目していきたいと思います。
- 市場の期待値はどこなのか?
- 発表内容な期待値の上か下か
という二点を鑑みて、エントリーポイントや決済ポイントを見定める必要がありますね。
う~ん・・・難しいですね!
という訳で本日はここまで。