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【基本】FXにおいて、日本円に影響を与える経済指標③

こんにちは。ysfx(@ysfx10)です。

今日は先日に引き続き、「日本円に影響を与える経済指標はこれ」のPart3を書いていきたいと思います。

Part1とPart2は記事末尾に添付しましたので、こちらもぜひご参照ください。

日本円に影響を与える経済指標はこれ

①日銀金融政策決定会合

GDP国内総生産

日銀短観

景気動向指数

⑤CPI(消費者物価指数

⑥企業物価指数

今回は⑤と⑥、「CPI(消費者物価指数)」と「企業物価指数」についてです。

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 CPI(消費者物価指数)とは

消費者物価指数(CPI:Consumer Price Index)」は、消費者の手にわたるときのモノやサービスの値段の総合的な水準を示す指数のこと。総務省が毎月発表しています。調査対象となるモノやサービスは、消費者の家計支出の中で重要度が高いものから選ばれ、5年ごとに見直されます。その調査結果は、経済施策や年金の改定などに利用されているのです。
経済が活発に動くと、たくさんの人がモノを買ったり、サービスを利用するようになります。需要があるので、供給するお店側は少し値段を高めに設定しても消費者が買うということです。これにより、物価は少しずつ上がっていきます。一方、少し前までは、デフレといって物価が下がり続けていました。この時期は、物価の下落にあわせて、消費者物価指数も下落傾向が続いていました。
指数などの推移をグラフにすると、毎日の体温を記録した折れ線グラフのようになります。体温計を見て「今日は低めだな」「今日は微熱だから明日から熱が上がりそうかな」などと判断することにも似ているため、消費者物価指数は、“経済の体温計”とも呼ばれています。

出展:JACCS-お金の教室

ちょっと馴染みのない言葉でしたので、外部サイトから引用させて頂きました。

CPIは対象となる商品の価格(物価)が何%上昇or下降したかを表す指標という事ですね。
その状況から、インフレ傾向またはデフレ傾向にあるのかどうかを判断する材料となります。

インフレとは

「インフレーション」の略称で、物価が上昇(お金の価値が下降している)状態です。
同じ量で1本100円のジュースが、1本150円に値上がりしてしまった状態。
物価(ジュースの価値)が上がった反面、お金の価値が下がったことになりますね。

デフレとは

デフレーション」の略称で、物価が下降(お金の価値が上昇しているいる)状態です。
同じ量で1本100円のジュースが、1本80円に値下がりした状態。
物価(ジュースの価値)が下がり、お金の価値が上がった(ジュースを買うのに100円⇒80円で済む)ことになります。

インフレとデフレは為替に大きく関係する

例えば、アメリカと日本(ドルと円)で全く同じ缶ジュースを購入するとした場合、

  • 1ドル=100円の場合

日本では100円で1本の缶ジュースを買うことができ、アメリカでは1ドルで1本の缶ジュースを買うことができます。

  • 日本の物価が上昇した結果、日本の缶ジュースは120円になった

日本では今まで100円で購入できていた缶ジュースを、120円出さないと買うことはできません。ただアメリカでは変わらず1ドルで1本の缶ジュースを買うことができます。

日本の物価が上昇したので、1ドル=120円、1ドルが120円の価値を持つことになります。

これは、円の価値が低くなった(100円で買えたものが120円ないと買えなくなった)ということで、為替は「円安(ドル高)」になったという事です。

つまり、国内の物価が上昇したら「円安」逆に国内の物価が下降したら「円高になるイメージですね。

こうやって物価と為替の関係を考えると、「物価の上昇と円安」「物価の下落と円高」は、ほぼ同義であるという事が分かります。
物価が上下する事は、円安または円高を通じて、輸出入の増加・減少にも影響を与えまるので、国の経済状況にも大きく関連性がありますよね。

CPI(消費者物価指数)のまとめ

CPIではその国の物価指数が分かるので、インフレ傾向にあるのかデフレ傾向にあるのかを判断する事ができます。

インフレ・デフレは為替の動きにも影響を与える事から、FXをやる上では留意しておくべき経済指標であると言えるでしょう。

CPIは日本だけでなく各国で発表される経済指標である為、各国の経済状況を知る事で世界の経済状況を知る事にも繋がる為、私もしっかり抑えるようにしたいと思います。

企業物価指数とは

日本銀行が発表する国内企業物価指数とは、企業間で売買する物品の価格水準を数値化したものです。物価動向が分かることにより、景況感やインフレ率、消費動向を予測する材料となります。一般的に、消費者物価指数より卸売である企業物価指数の方が景気を反映させることが早いと言われています。数値が上昇することで、景気向上と判断され、円が買われやすくなります。

出典:Yahoo!JAPANファイナンス

 こちらもなんとなくの意味合いは分かりますが、正しくお伝えするために外部サイトを引用させて頂きました。

こちらはCPIの企業版といったイメージでしょうか。

企業物価指数と消費者物価指数の違いは

消費者物価指数が、一般消費者が購入する商品などの価格を測定するのに対して、企業物価指数は、企業間で取引される商品の価格を測定する指標となります。

2000年までは卸売物価指数と呼ばれていました。企業物価指数の変化が、やがて消費者物価指数に波及する流れとなるようです。

消費者が購入する商品は元を辿れば問屋が仕入れてきたものになるので、企業物価指数の変化は遅れて消費者物価指数に派生するのは自然な流れですね。

輸出物価指数

日本から海外へ輸出される品の価格指数

輸入物価指数

日本から海外へ輸入される品の価格指数

企業物価指数の発表タイミング

毎月

企業物価指数のまとめ

企業物価指数は消費者物価指数と同様に、企業間のインフレ・デフレ傾向が分かる指標です。消費者物価指数に先行して動く指標である為、いち早く国の経済状況を知れる指標である事が分かります。

物価と為替は密接に関係している為、これらの物価指数が計れる経済指標はしっかりとウォッチしていく必要がありますね。

 

「日本円に影響を与える経済指標はこれ」シリーズとして、今回は「CPI(消費者物価指数)」と「企業物価指数」を調べました。

物価は為替と連動する為、FXを行う人間としてしっかりとチェックして、効率的なFX投資が出来るようになりたいと思います。

↓前回記事(Part1とPart2)はこちら↓

ysfx198.hatenablog.com

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